みなさま、こんにちは!
バレトンインストラクターのYOKOです。
年が明けて初めてのブログです。今更ですが、
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回のブログはかなりの長文なので、
レッスンのご案内だけを知りたい方は
本文すっ飛ばして最後のほうをご覧ください!
以前にもこのブログでご紹介した「映画で見るバレエ」。
2017年シーズンも見逃せないラインナップが続々です!
先日、そのうちのひとつ
試写会のモニター募集に応募したら、まさかまさかの当選!
Facebook、Twitterを通じての募集で
かなりの応募数があったというのに・・・。
今年の運をすでに使い果たした気がします(笑)
試写会モニターというので、終映後に
アンケートの記入などがあるのかと思いきや、
「ありがとうございました~」とそのまま解散。
あれ?それでいいの???招待していただいたのに・・・
という一抹の申し訳なさが残るので、せめてブログで
感想を述べて広まれば、と思いまして。私のブログなんて
たいした影響力ありませんが、少しでも宣伝になれば!
比較的レアな作品です。
ロマノフ王朝最後の皇帝・ニコライ2世一家の
第4皇女・アナスタシア生存説にまつわる
実話を基にした衝撃的な作品です。
ドラマは、記憶喪失の状態で保護され、
精神病院に収容された全身傷跡だらけの自殺未遂女性、
以下、ネタバレになりますが・・・・
バレエは身体表現を観るものなので内容は知っておいても
問題ないと思うので許して下さい!
幕が開くと、何の飾りもないグレーの服を着た
髪ボサボサの女性が背中を向けて、
古い映像をじっと見つめている。
その映像に写っているのは、皇帝一家。
そして彼女の視線はその中の一人、
アナスタシアにズームしていく・・・。
第一幕は、子供時代のアナスタシアの思い出。
専用のクルーズ船で船旅を楽しむ皇帝一家。
友達の少なかった皇女たちや皇太子において、
船員たちと過ごす時間はとても楽しいものだったと
史実でも語られているようです。
1幕は比較的クラシックな構成で、船員たちや皇女たちの
ディベルティスマンが延々と続く作りになっています。
プリンシパルたちが贅沢にキャスティングされています。
ボリショイ時代の超絶技巧ダンサーといった
印象が強い方もいらっしゃるかと思いますが、
彼女の演技力はすさまじいです。
演技というより、ごく自然なんです。
ちゃんと心が突き動かされて、
それが表情になり踊りになるダンサー。
踊りが言葉になるダンサー。
オシポワは今の時代、観ておかなければいけない
ダンサーの一人だと思います。
1幕のアナスタシアは少女なので、
ローラースケートで遊んでいたり、母である皇后に甘えてみたり、
子供らしい表現も巧みに取り入れられ、微笑ましく観ていられます。
楽しい船旅のひと時は、伝令による戦争勃発の
知らせが入ることによって、不安のうちに幕を閉じます。
第二幕は、アナスタシアの社交界デビューとなる舞踏会のシーン。
貴族たちの厳かな群舞(ロシアの民族衣装が美しい!)
が繰り広げられ、さらにそこに華を添えるべく登場するのは
当時の花形バレリーナ、マチルダ・クシェンスカヤ。
クシェンスカヤは若き日の皇帝の愛人でもある人物で、
舞踏会の余興として披露されるパドドゥの間も
皇帝・皇后・クシェンスカヤの怪しげな三角関係を
ジリジリと見て取ることができます。
ここでも贅沢にプリンシパル起用!
オフバランスのピルエットやスピードを落としたリフトなど、
なんとなく見てたらわからないけど
実はとんでもなく難しいアンシェヌマンの連続で、
プリンシパルの大きな見せ場になるシーンです。
華やかな舞踏会が楽しまれている外では、
市民や革命軍たちが怒りの狼煙を上げている・・・。
最後は宮殿に軍がなだれ込み、貴族たちを惨殺していく
というなかなかショッキングな幕切れです。
そしてこの作品の本丸となる第三幕。
実はこの作品は最初、1968年にベルリンで
一幕ものの作品として現在の第三幕部分が作られ、
のちにロイヤルバレエで改訂版として上演する際に
一幕と二幕が加えられたという異色の構成。
そういう事情を知ってから見ると、第三幕だけ
いきなりコンテっぽくなるのも納得できなくもないかと。
舞台は精神病院の一室。
無機質なベッドがぽつんと置かれただけの静かで暗い空間。
そこにいるのは質素なグレーの服を着た髪ボサボサの女性・・・。
彼女は古い映像を見せられて、やがて何かを思い出し錯乱していく。
つまり、プロローグの部分がここにつながる作り。
彼女の名はアナ・アンダーソン。
自殺しようとしていたところを救われ、
精神病院に収容された記憶喪失の女性。
アナはもしかして、革命の時に殺されたはずの
アナスタシアなのか・・・?
アナスタシアは本当に生きていたのか・・・?!
アナ(アンナ)・アンダーソンという人物と
アナスタシア生存説にまつわる諸々の史実については
皇帝一家やラスプーチン、革命軍といった
過去の亡霊に捉われ苦しむ一方、
アナを本物ののアナスタシアだと支持する人々や
彼女は偽物だと揶揄する人々、病院の医師や看護師たちによる
度重なる問診・・・。今置かれている状況で
自分の意志とは無関係に世間の関心に巻き込まれていき、
どんどん自分のアイデンティティが崩壊していき
錯乱していく一人の女性・・・。
こんな複雑なことをバレエで表現するわけです。
とにかくオシポワが素晴らしいです。
憑依型ダンサーというのが相応しいのか・・・。
踊っている、演じているということを
忘れさせるリアルな身体表現。
もう、これは「観て、感じてください」としか
言いようながない凄まじさです。
そしてこの幕はマクミランの振付の良い部分が
ようやく(笑)発揮されている場面でもあります。
マクミランの振り付けは、もちろんクラシックのテクニックに
忠実ではあるけれど、綺麗なだけの意味のない動きがないというか、
つまりそのアラベスクも、そのピルエットも、
差し出した手も伸ばした足も、
すべてが言語、感情そのものという説得力がある。
そしてそれを表現するには、ただ上手に踊れるだけの
ダンサーでは勤まらないということ。
この作品はとても映画向きだと思います。
理由はいくつかありますが、
まずは一幕、二幕がやや単調であるということ。
客席の定点で見続ける舞台では、もしかしたら
飽きてしまうかもしれない部分を、映画では
キャスト一人一人の心情にフォーカスするように
演劇的なカット割りがなされているので見飽きないし、
より細かいストーリーも伝わってきます。
そして三幕では、冒頭にアナが客席に背を向けて座り、
過去の映像(本物の革命時の映像が使われているので、
銃殺のシーンなどかなりショッキングな場面も出てきます)
を延々と眺めているシーンが結構な長さで続くのですが、
この場面も映画では、アナが混乱していく様の表情や、
それを訝し気に眺める看護師たちの表情などをアップで
捉えてくれるのでとても感情移入することができます。
実際の客席で見たら、このシーンはずっと後姿なわけで、
映画ならではの魅力が発揮される場面の一つです。
第一幕の船の煙突や、第二幕の豪華なシャンデリアは、
なぜか不自然に傾けて設置されているのですが、
その理由なども映画の中のインタビューで語ってくれます。
マクミラン夫人のインタビューなどもあり、
映画ならではのお楽しみが盛りだくさんです!
主要キャストは他に
重要な役にもプリンシパルを起用した気合のキャスティング。
長身でめちゃめちゃ美しいです!
コールドでは我がバレエスクールの後輩、
桂千理ちゃんといった日本人ダンサーも活躍していますよ!
ロイヤルオペラハウス・シネマシーズン
「アナスタシア」、絶賛上映中です!
上映スケジュールはリンク先をご参照下さいませ!
絢爛豪華な舞台で見てみたくなりました!
さて、毎月恒例のバレトンオープンレッスン。
先月はちょうどクリスマスイブにあたったため、
レッスンのあとに参加者の方と一緒に
渋谷のイルミネーションを見に行きました!
いい年した女が4人で、結構はしゃいでしまいました(笑)
今月は28日に開催!
あと2名様、ご案内できます!お申込み、急げ~~~!
クリスマスだったので、一応サンタの恰好なんぞしてみました・・・。
「新宿・バレトンオープンレッスン」
毎月1度、第4土曜日に開催しています。
入会不要、参加したいときだけのお申込みでOK!
参加費は1,000円の当日払いで
キャンセル料も頂いておりません。
是非お越しください!
第40回・1月28日(土)
第41回・2月25日(土)
第42回・3月25日(土)
【時間】
14:30~15:30
(スタジオ開場時間は14:15)
【会場】
新宿駅近くのスタジオ
【参加費】
1,000円(当日払い)
【お申込み・お問い合わせ】
yoko.ladyballet@gmail.com
※スタジオの場所など、詳細はお申込みいただいた方に
お伝えいたします。
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聖蹟桜ヶ丘のバレエクラス
パーソナルレッスンも承ります。
パーソナルならポワントレッスンも出来ます。
みっちり基礎を身に着けたい方、是非お越し下さい!
大人のためのビギナーバレエサークル
「YOKO Ladies Ballet」
【開催日時】
毎月第1、第3、第5水曜日
19:30~21:00
(変更の場合あり)
オープンクラス制
「スタジオプラーナ」
多摩市関戸 2-32-5 カネシロビル地下1階
聖蹟桜ヶ丘駅・東口より川崎街道を東へ徒歩約7分。
(新大栗橋バス停より徒歩約3分)
【料金】
1レッスン(都度払い):¥1,500
4回チケット(3か月有効):¥5,000
パーソナルレッスン60分:¥6,000
セミパーソナル(2名)60分:1名¥4,000
(パーソナル・セミパーソナルは別途スタジオ代がかかります)
【お問い合わせ】
yoko.ladyballet@gmail.com
【ウェブサイト】
https://www.facebook.com/yokoballet
※予約は不要です。
スタジオへは19時よりご入場いただけますので、
レッスン開始時間にご支度が間に合うように
お越しください。
※レッスン料金は、大変お手数ですが
なるべくお釣りのないようにご用意くださいませ。
※名前はレディースですが、男性の参加もOKです!
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「リラの会」
【当面の開催日程】
1月23日
2月13日
2月27日
【お問い合わせ】
yoko.ladyballet@gmail.com
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≪レギュラーレッスンスケジュール≫
≪月曜日≫
9:45~11:15(月3回ほど) 主宰バレエサークル
「リラの会」
13:20~14:50 バレエスクール(月謝制)
18:30~19:30 ヨガ
19:50~20:50 コアトレーニングヨガ(HOT)
21:00~22:00 アロマリラックスヨガ(HOT)
≪火曜日≫
11:30~12:15 バレトン
12:25~13:10 やさしいバレエ
14:10~15:10 やさしいバレエ
≪水曜日≫
11:20~12:05 バレトン
14:15~15:15 バレトン
15:30~16:30 はじめてバレエ
第1・3・5週のみ
19:30~21:00 主宰バレエサークル
≪木曜日≫
11:30~12:30 バレトン
15:30~16:30 Bion de ダイエット ※期間限定!3月末まで
19:30~20:15 くびれメイクバレトン
20:30~21:30 スタイルアップヨガ
(レディーススタジオ)
≪金曜日≫
10:20~11:20 バレトン
11:30~12:15 バレエ センターレッスン(有料)
(レディーススタジオ)
19:15~20:00 やさしいバレエ
20:15~21:00 バレトン
≪日曜日≫
11:15~12:15 バレトン
14:00~15:00 デトックスヨガ(HOT)
15:15~16:15 やすらぎヨガ(HOT)
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新宿・バレトンオープンクラス(どなたでも参加できます!) 毎月第4土曜日/14:30~15:301レッスン1,000円 ========================= ランキング参加中!ポチッとお願いします!
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